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高校中退、不登校、引きこもり⇒京大合格した勉強法と、なりたい自分になる勇気を与えるやべーブログ

京大英語で8割とった英作文の参考書と勉強法

 

 

今日は受験時代に極めた自負のある、英作文の勉強法について書いていきます。

自分は受験生時代にこの勉強法を見つけて以来、オープン模試の英作文で7割、京大本番でも合計8割の点数を叩き出せたので、そんじょそこらの参考書紹介とはわけが違います。

 

それじゃはりきってどうぞ!

 

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英作文

 

 

 

 

英作文 究極の勉強法 誕生秘話

 

大受験をすると決めて、英語勉強をリーディングとライティングに大きく分けて勉強を開始しました。そこでネットで英作文の勉強法を調べてみると、”例文暗記”やら、”和文をさらに簡単な和文に言い換えて書く”やら、英作文の勉強法はめちゃくちゃ氾濫していて、どう勉強していったらいいか全くわからなかったのです。受験勉強を通して、どうすれば点数を上げられるかを考えていった結果、自分の勉強法にたどり着きました。

大きく整理すると、英作文のテクニックは1つに分けられます。

 

①例文暗記 

自分が覚えた表現を使って和文を英語に直す作業です。

和文和訳

直訳では難解な部分を、日本語をより易しい日本語に直して、そこから例文暗記で身に着けた表現に落とし込む、あるいは自分の知っている文構造に落とし込むタイプです。

 

具体的に問題を解く頭のプロセスを解説していきましょう。

 

生兵法は大怪我のもとというが、現代のように個人が簡単に発信できる時代には、特に注意しなければならない。聞きかじった知識を、さも自分で考えたかのように披露すると、後で必ず痛い目に合う。専門家とて油断は禁物,専門外では素人であることを忘れがちだ。様々な情報がすぐに手に入る世の中だからこそ,確かな知識を身に付けることの重要性を見直すことが大切である。       

                      2017年  京都大学入試

 

 

一文一文解説していきます。

 

生兵法は大怪我のもとというが、現代のように個人が簡単に発信できる時代には、特に注意しなければならない。

 

出ました。京大特有のことわざシリーズ。

 

〇『~というが、』の対処法は決まってました。これは①のパターン As the japanese proverb says, 

 

〇『生兵法は大怪我のもと、』ことわざ系はそのまま直訳する必要はないと思ってますし、青本や予備校の解答速報系でも直訳してるのはありません。という知識を下記の参考書で仕入れつつ、ことわざのイイタイコトを表現するパターンで、これは上記の②のパターン、結局は、

なまかじりの知識⇒浅い知識が原因になって a shallow knowledge leads you to

大怪我の元⇒大きい失敗をする make a big mistake 

っていうことだから、必ずそれが起きるというニュアンスの現在形ではなく、可能性のニュアンスを使ってcan で書く。たくさん問題が起きるかもって考えてmistakes にした。

A shallow knowledge can lead you to make big mistakes.

 

ここでいったん一文で切ります。京大英作文は、問題文の『次の文章を英訳しなさい』の通り、文を一文一文英訳していく必要はないのです。これは赤本や青本の処理の方法に倣っています。

 

次の一文、

 

現代のように個人が簡単に発信できる時代には、特に注意しなければならない。

 

〇『現代のように』 mordern daysとかにはしない。これも決まってる表現。なんでそういうことが分かるかっていうと、いろんな英作文例を見て、答えを暗記したから。

today で処理する。嘗ての時代との対比。

 

〇『簡単に情報を発信する』 これは深く考えずにしばき上げる。send を使って表現する。結局は情報を送るってこ。ちょっとずれてるし、目的語がないと不十分な感じがするから、『to a lot of people 』を補っておく。send information to a lot of people 

『簡単に』はeasily が広くカバーできることも、下記の参考書に書いてあった。

 

〇一文目とのつなぎをよくするために、This lesson is really important.としておく。

なんで『注意しなければならない』がimportant で処理できるかは、それでも文意が変わらないから。こうした技術も、こなれた25か年や青本で学べる。

 

以上から、As the japanese proverb says, a shallow knowledge can lead you to make big mistakes. This lesson is really imrortant because today you can easily send information to a lot of people.

 

 

次の一文、

 

 

『聞きかじった知識を、さも自分で考えたかのように披露すると、後で必ず痛い目に合う。』

 

〇『~と、する。』 仮定と結果の文ですね。これも定型文ですね。この使い分けも下記の参考書にバッチしかいてあります。if you ~, you will

 

〇『必ず』 いろんな表現が思いつくけど、will にくっつきやすいのはsurely これも赤本に書いてあった。

 

〇『披露する』show off が自慢するニュアンスが出ていい感じだけど、思いつかなかったらtell someone でも十分意味は伝わる。

 

〇『聞きかじった知識を、さも自分で考えたかのように』ここは日本語の解釈で注意。

『聞きかじった、自分で考えていない知識』ではなくて『聞きかじった知識を、自分で考えたように話す』んだから、

『まるで~かのように』で、as if ~で処理

『自分で』はby your self, for yourself 使い分けに注意して

 

If you show off a shallow knowledge which you have just get somewehre, as if you have thought of it by your self, you will surely regret it.

 

としばき上げて終わり。

 

 

 

疲れたのでこんな感じでお兄さん許して!

 

 

 

 

英作文の勉強とは

 

英作文は車の組み立てに似ています。車はエンジンやタイヤ、シャフトなどのパーツからなりますが、それぞれ一つ一つのパーツが ”完全な”、”正しい” ものでなければいけません。

 

また、いくらパーツが良くても、その組み立てもまた、”完全な”、”正しい”モノでなければ車は走りません。

 

英作文において前者に当たるものが、①表現暗記であり、後者の組み立てが②正しい文法運用なのです。

 

そこに

 

①正しい文法運用

②表現暗記

 

この2つができれば、そこに自由英作文なり日本語解釈、英作文テクニックを載せるだけです。

 

 

①表現暗記

 

例文暗記では自分は例文一本丸暗記とかはしない。理由は覚えにくかったから。例文の表現を分節して表現ごとの暗記にする。

 

例えば、『間違えを犯すことは成功するため重要だ』という例文があったとして、

一文全部を暗記するじゃなくて、

『間違えを犯す』make mistakes

『成功する』 succeed in 目的語

のように使える形で分節して覚えていきます。

 

こうすることで、表現の柔軟性や英作文の解答に対して鋭い目をもって、この表現はどういうときに使えるんだろう?という頭を働かせることで、単なる暗記ではなく、本当に場面に応じた表現が使えるようになります。

 

 

②正しい文法運用

 

現在完了形、現在形、未来形、仮定法など、英作文では文法の使い分けができなければ大きく減点されてしまいます。また、上記の一般的な文法だけではなく、as if節の使い方やby yourself, for yourself の使い分け、条件を表すwhen節とif 節の使い分けなども正しい文法運用に含まれます。

 

自分は上記の2つの力を徹底的に下記の参考書によって鍛え上げていきました。

下記の参考書は自分が使ってきた参考書なので、自信を持ってお勧めできます。

 

参考書はどのようなものを使ってもいいですが、上記の2つの視点を必ず持って参考書を選び、取り組むようにしてください。

 

 

自分が使ってきた参考書遍歴と、その詳しい使用例

 

 

LEVEL1

 
 ドラゴンイングリッシュ基本英文100
ドラゴン・イングリッシュ基本英文100

ドラゴン・イングリッシュ基本英文100

 

 はじめにやった参考書。100本の上質な例文から、英文の作り方や、使えそうな英文を学んでいく。上記①の表現暗記のやり方で表現を学んでいく。あくまで”表現”であって、”例文”出ないことに注意してほしい。

 

 大矢復 英作文講義の実況中継
大矢復 英作文講義の実況中継 (実況中継シリーズ)

大矢復 英作文講義の実況中継 (実況中継シリーズ)

 

 この本で②の文法の運用の基礎を学ぶ。この参考書で丁寧に時制や、節の運用などの基礎を学ぶ。この参考書だけで足りるなどと思ってはいけない。

 

LEVEL2

 

 

例解和文英訳教本 (文法矯正編)
例解 和文英訳教本 (文法矯正編) --英文表現力を豊かにする

例解 和文英訳教本 (文法矯正編) --英文表現力を豊かにする

 
 
英文表現力を豊かにする例解和文英訳教本 公式運用編
英文表現力を豊かにする例解和文英訳教本 公式運用編

英文表現力を豊かにする例解和文英訳教本 公式運用編

 
 

  上記2冊は、英作文の力を一気に引き上げてくれる上質な2冊。

体系的で、余すところなき文法事項の解説から始まり、実用的な表現暗記に適した表現が載っている。2冊はシリーズものなので、2冊やることで相互が補完しあい、定着も早くなるように設計されている徹底ぶり。みんなもこの2冊を買って勉強、しよう!(提案)

 

LEVEL3

 

 

 阪大の英語20か年
阪大の英語20カ年[第7版] (難関校過去問シリーズ)

阪大の英語20カ年[第7版] (難関校過去問シリーズ)

 

 

 

 京都大学青本

 

 
 入試攻略問題集 京都大学 (オープン過去問)
入試攻略問題集京都大学英語 2019 (河合塾シリーズ)

入試攻略問題集京都大学英語 2019 (河合塾シリーズ)

 

 

 

 LEVEL2で鍛えた文法、表現暗記をもとに、志望校の過去問や、自分の志望校に似ている傾向を持つ大学の過去問をやる。時間がなかったら過去問をやり、表現を収集したり、日本語の言いかえ力や、発想力を学ぶ。こうした力は、赤本では身につきにくいと思う。

 

25か年や青本などの丁寧な解説が役に立つ。

何よりも重要なのは、自分で解答文を鑑賞するようにじっくりと、どのような時にどういう表現を使うかを考えるかである。これをしないと身につかない。

 

LEVEL3でも引き続き表現暗記、文法運用について学ぶ。

LEVEL2まで終えていれば、表現暗記や文法運用の着眼点などが分かっているはずなので、LEVEL3もサクサク暗記していけるはずだ。