英単語ターゲット1900の使い方 《至高の英単語帳》
上の写真は使い古したターゲットくん。雨に濡れて変色している。
今日は受験時代に最も愛用した参考書について書いていきたいと思います。
ターゲットだけで、数学偏差値は30でしたが、京大オープン英語偏差値60を超えました笑
本記事ではターゲットが数多ある参考書の中でなぜ至高なのかを解説していきたいと思います。
ターゲットは英語の勉強を始めた最初の最初から、受験前日まで使った思い出深い参考書です。
ターゲットが至高の参考書だと思うようになるまで、様々な遍歴がありました。
それでは最愛の参考書、ターゲット1900君について語っていきたいと思います。
ターゲットくんとの出会い
あれは受験を志し、英語の勉強を始めたある日のこと、受験とは切り離せない英単語帳を本屋で探していました。
高校入学時に通っていた塾の先生の勧目られるがままにターゲットを買いました。
他の友達の多くはシスタンや鉄壁を買っていて、ターゲットで勉強している人はとても少なかったのです。
しかし覚えては忘れ、覚えては忘れの繰り返し。何度覚えても忘れてしまうこの参考書にだんだん腹が立っていきました。
このころの自分は、英単語帳をただ見るだけで、頭の中で単語を発音し、頭の中で日本語訳を読み上げるように勉強していました。
この勉強法を抜本的に変えなきゃだめだと気付き、勉強法を探していると見つけたのが音声学習でした。
音声学習する中で、音声学習の中でも、最も優れている参考書であったのが、このターゲット1900であったのです。
何故ターゲットが至高なのか
音声学習をするうえで理解してほしいのは、どんな音声が効果的かということです。
受験時代に様々な英単語帳とそのCDを使って気が付いたのは、例文の音声はほとんど不要だということです。必要だったとしても、英単語の読み上げ⇒日本語訳の音声と、例文の音声は分けてあるべきなのです。
理想的な音声は、純粋な英単語音声と日本語訳の音声。ターゲットの音声は以下のようになっています。
例えば、certain ⇒確信して、確かな、ある、一定の
この様にターゲットの音声は極めてシンプルなのです。
シンプルだからこそ念仏のようにひたすら聞き続けられる。
皆さんもこんな経験ありませんか?
ある曲を、歌詞カードを見ながらひたすら何度も何度も聞いていたら、知らないうちに暗唱できるようになった経験が。
ターゲットも同じなのです。ターゲットを開きながら、ひたすら音声を繰り返し聞き続けるだけで、自然とその音声が丸ごと脳内に刻み込まれていきます。
音声として残った、英単語、日本語訳のセットはものすごく記憶に残ります。
受験を終えて丸々一年たった今でも、ターゲットの音声が脳内に刻み込まれています。
それほど強力な記憶ブロックを形成できるのです。
シスタンとの比較
シスタンCD 音声の詳細
ミニマル・フレーズを3回収録。「単語」+「英語フレーズ」+「日本語」+「英語フレーズ」+「英語フレーズ」の順で吹き込み。
アマゾンのシス単紹介ページより
シスタンの音声CDは自分で買って、使ったこともありますが、このミニマルフレーズの音声が必要ない。単語帳CDは何度も聞きますが、何度も聞いているうちに、このミニマルフレーズの音声が不要になっていきます。このミニマルフレーズを聞かなくてはいけないことがストレスになったのでシスタンは使うのをやめました。
さらにシスタンの一つの単語に対する、日本語訳数はターゲットに比べて非常に少ないのです。
難関大学になればなるほど、日本語訳の厳密性が問われます。
シスタンのように、大まかな訳で覚えて、後は本文に合わせて、柔軟に日本語訳を変えていけばいいという先生もいますが、はっきり言って無駄だと思います。
訳に厳密性が求められる試験会場本番で、そのようなアバウトな日本語訳の推測では足元をすくわれかねません。
ターゲットでは一つ一つの単語により多くの意味が記載されているうえに、そのすべての訳を読み上げてくれるため、文字通り丸々一冊の音声を脳に刻み込むことができるのです。
目指すのは英単語、日本語だけの純粋なブロックとしての記憶、脳内にその音声を刻み込むのに、ミニマルフレーズは必要ありません。
ターゲットのNGな使い方
〇ターゲットを見て覚えるだけ
見て覚えるのだけでは、認知リソースを十分に使い切れていないため、覚えるために脳力が100%使い切れないのです。
音声で聞いて、目で読んで、頭の中で読み上げる。
この様にして認知的リソースをできるだけより多く使って認知的にのめり込むことで、覚えようとする脳力をできるだけ高めることができ、結果的により強固な記憶のブロックにすることができます。
〇スペルや訳を書いて覚える
書くということは一見スペルを覚えられて一石二鳥のように感じますが、圧倒的に時間がかかるうえに、英作文で使う単語にはなりません。
英作文で使う単語は、英作文の例文暗記のような参考書にのっている汎用性が高く、いろいろな文章で使える一般性の高い単語を中心に覚えていくべきであって、英単語帳にのっている単語は日本語訳が正確に言えることを目指したほうがいいのです。
全然覚えられない、何度やっても覚えられない単語のみ書いて覚えるようにし、何度も高速で回せるようにしましょう。
〇赤字の訳しか覚えない
ターゲットのうまみは、この豊富な日本語訳です。
試験本番で、ターゲットの他の単語帳に比べて精緻な日本語訳に何度助けられたことか。
ターゲットを使っているからからこそ、より正確な日本語訳ができる場合があるのです。
なので赤字の部分の訳ではなく、その他の黒字の日本語訳も音声を使って脳に刻み込む
ターゲットの至高の使い方
まずは無料の音声CDを旺文社のHPからダウンロードしましょう。
ターゲットのCDも販売していますが、あちらは例文の音声なども入っていているのに、日本語訳が付いていない使いにくいCDなので、買う必要ありません。
HPの無料音声で十分です。
それを携帯のアプリに入れて、単語帳を開いて、一日100個をベースにひたすらCDを聴きながら単語帳の該当部分に目を通していきます。
一日にできるだけCDの音声を聞いてこの100個に触れるようにしていきます。
そして翌日に機能の100個を何回かCDを聞いて、単語帳を読んで復習していきます。
あとはこの繰り返し。英単語音声を聞いた瞬間に、その右にのっている日本語訳がすべて出てくるまで音声を聞きこみます。
そして定期的に、音声を聞かずに英単語帳だけを見て、頭の中で発音して、CD音声のように日本語訳が出てくるかをテストします。
ここまでが基本的な使い方になります。めちゃくちゃシンプルだし、楽です。
上記のやり方に、自分なりのやり方や、復習サイクルを工夫していってください。
それでは
チャオ!